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チャプレンからのメッセージ

栗の木の下にいるキリスト

小布施文化協会報『逢瀬』第69号(2019年1月1日発行)に新生礼拝堂の記事が掲載されましたので、紹介します。

新生礼拝堂の玄関には、一対の美しいステンドグラスがあります。小布施の名産品である、りんごと栗をあしらった図柄です。小さいために、見学に来られても目にとめる人は少ないのですが、このステンドグラスは、新生病院の職員と、新生礼拝堂会衆にとっての宝物です。元入院患者である武藤甲二氏の尽力により設置されました。   朝早く、祈りのために礼拝堂の鍵を開けると、光を投げかけるこの窓が目に入ります。そのたびに私は、地域の方々に愛され、北信の風土に根付いた、キリストの福音を感じます。また、かつて遠くカナダの地からこの場所へ来られ、一生を捧げられた人々の声が聞こえてくるように思うのです。

20世紀初頭のカナダでは、日本の結核患者救済のために療養所を開設しようという運動が起こりました。この運動が実を結び、1932年10月、「日本聖公会新生療養所」が設立されました。新生礼拝堂は、療養所の付属礼拝堂として、1934年6月に献堂されました。2003年に小布施町から「町宝」の指定を受けています。
本礼拝堂は、病院を利用される患者様やご家族の祈りと共に歩んできました。日曜日の礼拝に加えて、結婚式や葬送式、コンサートなど、地域の皆様の利用があります。

ステンドグラスがつなぐ、教会と小布施の風景。イエス・キリストは今も、小布施の澄み切った空気を吸い、小鳥のさえずりを聴き、栗の木の下に立って、微笑みながら私達を招いて下さっていると、日々感じています。 1548308107.jpg