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小布施日和

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チャプレンからのメッセージ

わたしは弱いときにこそ強いからである
コリントの信徒への手紙2 12:10

     

この4月から新しく新生病院のチャプレンになりました石田と申します。よろしくお願いいたします。

基本理念にあるとおり、新生病院はキリストの愛と精神に基づく病院ですが、 それを具体的に言いますと患者中心の病院ということになります。 そのような病院で働くことができますことをとても喜びに思っています。

なぜ、キリストの愛と精神が患者中心の病院と結び付くのでしょうか。 それは今回取り上げました聖句と関係しています。 この聖句は不思議な聖句です。反対にいうと「強いときこそ弱い」ということになります。

私は、45歳で男性、健康でチャプレンという定職につく、世間的に強い人です。
実は、このような私にはあまり神様は現れません。 なぜかというと、本当は神様が働いているのに、すべて自分の力でやっているとついつい思ってしまうからです。

しかし、病でたいへんな思いをしておられる方は、自分の力の限界を感じていて、 そこに本当に強い神様の力が働くのです。 マザー・テレサはこのことを

「病める者のうちに、神様を見、神様に仕えることができますように」

と言っています。

新生病院がこれからも病める人々に仕える病院となるように、 私も励んでいきたいと思います。