※時間外・休日の緊急受診も
こちらにご連絡ください。
カナダ聖公会から受け継いだ志を胸に、ここ小布施から世界へ向けて愛と奉仕の精神で社会貢献事業を発信していきます。
小布施の地で90年の歴史を刻む特定医療法人新生病院の前身、「新生療養所」は昭和初期に蔓延した結核の療養所として1932(昭和7)年開設しました。日本の窮状を救おうとカナダ聖公会により、遠いカナダの地で日本のための療養所建設の募金が始められ、カナダの人々の善意により療養所は誕生しました。
募金活動の際、日曜学校の幼い生徒が「1(ワン)ダイム」(10セント)銀貨をきれいに磨いて教会へ持ち寄ったエピソードがあります。この少年が大切なお小遣いの中から「1ダイム」を私たちへ捧げてくれた思いが実を結び療養所建設へ、そして現在の新生病院の精神として受け継がれています。
この少年のエピソードをきっかけに、私たちに手を差し伸べてくれたカナダの先人や、先人の思いを受け継ぎ支えてくれた方々が育んだ資産を、未来への社会貢献事業という形で幅広く行うため「NPO法人ワンダイム」を設立しました。地域社会、国際社会が必要とする事業を誠実に活動すると共に、私たちが今できること、求められていることにひたむきに取り組み、やがて大きな奇跡が生まれることを願って私たちは前進していきます。
NPO法人「ワンダイム」は特定医療法人「新生病院」を母体として2016(平成28)年に設立されました。「ワンダイム」の活動目的は歴史・理念伝承事業、海外医療協力・被災地支援事業、環境・交流事業を通して地域社会や助けを必要としている人々に仕えることにあります。
「ワンダイム」という法人名はアメリカやカナダの貨幣の10セント硬貨であるワンダイム(one dime)に由来します。命名された背景には新生病院設立時の物語があります。新生病院はカナダのキリスト教会である「カナダ聖公会」によって1932(昭和7)年、結核療養所として設立されました。設立に当たりカナダで療養所設立のための募金活動が始められた時、教会の日曜学校に通っていたある少年がワンダイムをきれいに磨いて献金したというエピソードが残されています。ワンダイムは10セントですから療養所設立のためにはほんのわずかな額です。しかし、それは一人の少年が自分の小遣いの中から日本のためにと思って捧げた貴重な捧げ物です。新生療養所の設立には額は少なくても日本のためにという少年の熱い思いが込められていたのです。NPO法人ワンダイムはその精神を大切に考え、法人名をそのように名付けました。
「ワンダイム」は現在この地域において環境保全、町づくりの推進、観光の振興、国際医療協力活動、被災地支援活動と幅広い事業を行っています。まだまだ小さな活動ですが、皆様の思い(祈り)を一つに結集していくことにより大きな働きに成長していくものと信じています。
この「ワンダイム」の働きに皆様のご理解とご賛同・ご支援をいただき、この小布施から世界に向けて愛と奉仕の働きを発信してまいりたいと願っています。
法人名 | 特定非営利活動法人ワンダイム |
---|---|
所在地 |
〒381-0201 長野県上高井郡小布施町大字小布施851番地7の2 |
電話番号 | 026-247-2033 |
FAX番号 | 026-247-4727 |
理事長 | 渋澤 一郎 |
URL | https://www.newlife.or.jp/one_dime/ |
理事 |
石井 栄三郎 江夏 一彰 後藤 孝志 土井 宏純 鳥海 勇人 松嶋 悦子 宮島 義人 山本 直樹 |
監事 |
小山 直子 芳野 勇𠮷 |
設立年月日 | 2016(平成28)年2月8日 |
組織図 |
組織図はこちらをご覧ください
|
事業内容 |
歴史・理念伝承事業 海外医療協力・被災地支援事業 環境・交流事業 |
特定非営利活動法人(以下NPO法人)ワンダイムの起源は、新生療養所誕生まで遡る。結核蔓延による日本の窮状を救おうとしたカナダの人々の善意と祈りが結実し、新生療養所は誕生しました。(※ワンダイムは「小さいもの」の象徴。日本に結核療養所を設立するため、幼い少年が1(one:ワン)ダイム(10セント)銀貨をきれいに磨いて教会へ持ち寄った、というエピソードに由来します)
“結核”療養所から“地域密着型病院”へと役割を変えた新生病院は、地域のボランティア受け入れ、海外医療協力(バングラデシュ、カンボジア、ネパール)、アジアからの研修生の受け入れ、外国人無料健診活動協力、被災地支援(医師、看護師派遣)と、地域や国際社会が必要とする様々な社会貢献事業を展開していきました。
こうした事業活動を機能分化し、より専門的な活動としていくため、2015年、NPO法人ワンダイムを設立。「海外医療協力・被災地支援事業部」、「歴史・理念伝承事業部」、「環境交流事業部」の3つの事業部を設置し、これまで以上に地域・社会・世界からの求めに応えていきます。