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ルカによる福音書 21:11

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また大地震があり、あちこちに疫病やききんが起り、 いろいろ恐ろしいことや天からの物すごい前兆があるであろう。
ルカによる福音書 21:11


     

 テントウムシの習性をご存知でしょうか。 普段はバラバラに暮らしていたのが年に一度一斉に飛び立って暖かい陽の当たる所に集まってきて、 そこで団子のように固まって越冬する、そういう習性です。 毎年、大体11月の第3週あたりの気温の上がった日だそうです。 丁度福音書で、上記の終末論と呼ばれる箇所が読まれる頃です。 ずっと寒くて雨が続いていたけど、突然晴れ渡って気温も上がって...小春日和。 そんな日になると陽の当たる崖っぷちみたいなところ、暖かいところに一斉に集まってきて、 団子になるそうです。そうして寄り添って長い寒い厳しい冬をやり過ごします。 ときには大雪とか嵐とかに見舞われ、子供たちに越冬しているところを見つかったり、 テントウムシも「地震や飢饉、疫病が起こったりす」るような出来事があるかもしれませんが、 何とか一冬をしのいだテントウムシたちは無事新しい春に飛び立っていきます。

今回の聖書の終末論のように、すごい苦難があって地震や飢饉、 疫病が起こったりする...等々言われると不安になります。 しかし、ここで、イエスさまが言いたいことはたった一つです。
「何があろうとも希望をなくさないでほしい」
 だから今まで多くの人々が、教会に集まって、寄り添って、どんな戦争が起ころうとも、 どんな地震に遭おうとも、また個人的にどんな悪い病気になろうとも、 絶望的な出来事に見舞われようとも決して希望を失わなかったのだと思います。 私達の集まりの真ん中に聖書の希望の言葉があります。上記の聖書の言葉に続いてイエス様は、 「徹底的に忍耐することによって、あなたがたは命をかち取る」と約束してくださいます。 この約束を私達は忘れません。もう投げだしたくなる時にこの「私たちは永遠の命が約束されている」 という希望の言葉を信じたいと思います。  だから終末論の箇所は恐ろしい描写であればあるほどいいと思います。 「こんな恐ろしいこと嫌だ」と思うような、そんなことがいっぱい書かれている方がかえっていいのです。 なぜなら、もう私達は現にいろんな恐ろしい目にあっていますから、 いつか本当に春の日が来て、暖かく自由に飛び立つその日を信じながら、 祈り続けていくことができると思います。

<新生礼拝堂牧師 司祭 ヨセフ石田雅嗣>


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